こまめや(comameya)[2010]三越銀座 [専門店]
長い事改装中だった銀座三越がリニューアルオープンしました。
地下2階、和惣菜のコーナーにお豆の惣菜店「こまめや」さんが初出店。
インターグラフではこまめやさんのイメージ作りのお手伝いをしています。
名前の由来は
小豆(こまめ)=「小忠実」であること。
1.労苦をいとわず物事にはげむこと。
2.からだが丈夫なこと(健康)
3.まじめであること。(実直・本気・誠実。)
4.実際の役に立つこと。実用的であること。
というこまめやの素材に込めた想いやお惣菜作りへの姿勢からです。
残念ながらホームページが間に合いませんでしたので、
リンクは出来上がり次第ということで・・・。
こちらのお薦め商品としてはまず、豆のディップ。
上から順に
ホットトマト(ヒヨコ豆)
・
カレー(ヒヨコ豆)
・
金時クリームチーズ(金時豆)
・
バジル(白いんげん豆)
現在この4種類の味が楽しめます。
どうやって食べるのかといいますと。
ぱぱっと食べられるスナックやオープンサンド・・・
切ったり和えたりで野菜スティックやパスタなど・・・。
こまめやでは蒸し野菜とのセット販売もしています。
これはやってみないと・・・と、T氏に買って来るよう指令を出しておきました。
ディップを自宅でさっそく試食です。
野菜は自宅にあるもので、
大根・ニンジン・蓮根・かぼちゃ・カラーピーマン・茄子・エリンギ
そして鶏のササミをちぎってタジン鍋へ・・・蓋をしてレンジでチン!
これはちょっと楽しい新感覚です。
カレーはかなりスパイシーなので、ササミと一緒に食べるとお口の中でチキンカレー。
ホットトマトを茄子で食べるとラタトゥイユ風?
金時クリームチーズは甘くデザート感覚なので
カボチャと食べるとカボチャのヨーグルト入りサラダのようでもありました。
ひじきと青大豆の和キッシュもなかなか美味しかったですよ。
甘い物が欲しい方には3色うのはなドーナツ
(プレーン/黒ごま・竹炭入り/抹茶)なども・・・。
ちょっと変わり種のお惣菜をご紹介しましたが、
卯の花や煮物など定番和総菜やまめごはんのお弁当などもあり、
カラダにうれしい健美惣菜のお店となりました。
どぞよろしく〜!
ピュ・コトブキ[2006]アリオ川口店(埼玉) [洋菓子店]
アリオ川口店
生まれも育ちも関東なので、
神戸・コトブキさんのお名前を聞いても正直ピンとこなかったのですが、
「お菓子のコトブキ」は幼い頃、近くにお店があったので、懐かしい響きでありました。
カスタードのケーキが大好きで母に良く買ってもらった思い出があります。
味の記憶というのはすごいものですね。
今も昔も子供たちに愛されるお菓子を作られているようで
キャラクターのデコレーションケーキなどが人気のようです。^^
ウォールナットの木目側は焼き菓子ギフトのコーナー
冷蔵ケース・シルバーの側が生菓子のコーナーケースの横におやつ菓子
というゾーン分けになっています。
残念ながらスケッチと基本図面までで入院してしまい、
変更後は引き継いでいだきましたね、ご迷惑おかけいたしました。
イメージ通り仕上がって良かったです。
築地ちとせ[2005〜2006](東京) [和菓子店]
創業は大正時代という老舗和菓子店
東京みやげとして主に羽田空港や東京駅等に出店されています。
コンセプトは「千登世流東京菓子」デザインのテーマは現代の江戸
コンパクトな店舗でどれだけ商品の美味しさを伝えられるかというところで
どうしてもビジュアル合戦的売場となっていきました。
羽田空港第一ターミナル売場はこれでもか!
と江戸のお祭り騒ぎ的売場となりにけり。
和柄といっても京の雅と江戸の文化の違い・・・
これも表現の勉強を
させて頂いたプロジェクトでした。
このお芋はシナモンが効いていて美味しかった。
そろそろ季節でしょうか?
マールブランシュ[2000〜2004](京都) [洋菓子店]
京都・北山
もうずいぶん過去の仕事になってしまいましたが、
マールブランシュの仕事というのはインターグラフが初めて「ブランド構築」
というトータルデザインを提案して形にしていった仕事ではなかったでしょうか?
マールブランシュのロゴマーク・商品・販売促進物・店舗
カフェのメニューに至るまで全てを同時に関わらせて頂き、
大変勉強させていただきました。
現在は京都・北山=和のイメージで
カラフルな和テイストのお菓子を見かけるようになりましたが、
当時は人気のモンブランのイメージと、新商品であったメープルパイの販売促進を兼ねて
店舗を展開していったことを記憶しています。
初めての店舗展開は香里園店、既存商品の青色がまだちょっと気になります。
東京/銀座松屋店では限定ケーキのディスプレイのための
オリジナル冷蔵ケースの設計、それを引き立てる天井からの照明、
ケース上の什器、プライスカードに至るまで
打合わせを重ね、こだわりました。
吊り戸棚の扉にはモノクロ写真をラッピング。
阪神百貨店では売場に置いた業務用の大型冷蔵庫にも写真をラッピング。
今ではどこでもやってる手法ですが、当時は車両広告などが中心でした。
3年経過すると商品と店舗の色彩のバランス等もすっきり。
売場ではあくまでも商品が主役、店舗はステージです。
これがブレてはいけないと思います。
大阪/梅田阪神百貨店6Fサロン
京都/京都駅・伊勢丹6Fサロン
京都伊勢丹のサロンは全面改装ではなく、既存店舗を生かしたリニューアルでした。
当初、エントランス部分と厨房まわりを含めて「和」を意識した大人っぽい雰囲気で
全面改装のプランを提案していましたが、
既存のイメージを大切にしたいというご意見も強かったようです。
御客様が来るたびに毎週違う生花を楽しんで頂きたいとのお話から
花の壁面をご提案させていただきました。
(お花はガラスの棚板に試験管を差しています。)
5年〜10年経過すると写真の画質や色のバランスがイマイチで残念。
玉澤総本店[2008]クリスロード店(仙台) [和菓子店]
杜の菓匠
クリスロード店
仙台の老舗和菓子店
玉澤総本店様とのおつきあいも長くなりました。
改装では何店舗か担当させていただきましたが
建物から関わらせて頂くのはこれが初めての物件でした。
クリスロードのアーケードに面するこの店舗は間口3.6mと非常に狭い。
それに比べて奥行き26mという長さで3階立て・・・
まさに鰻の寝床のような建物。
上階へのエレベータを設置しなければならないこと、
1階の店舗で対面販売の接客をしながら2階の喫茶へ向かう御客様の動線を
しっかり確保しなければならないこと。
何より狭さを感じさせない開放的な空間を提供する事。
これらが重要な課題となりました。
通常の場合は器となる建築が決まってから内装作業
という段取りになると思いますが、今回は同時進行。
建築設計の間組、MさんとインターグラフTを中心に
開放的な吹抜け空間を作るためのゾーニング作業をはじめると
同時に具体的なレイアウトプランを私の方で進めながら、
厳密な寸法取りをしていきました。
アーケードの下に見えている部分は2階まで、アーケードの上に3階部分があります。
構造や法規的な条件が色々とありながらも
エントランス部分に3階までの立体的な吹抜け空間を設けることができました。
トップライトの自然光も届く空間です。
商品がないと殺風景ですね。右奥が上階へのエレベータになります。
手前は朝生菓子のケース、商品が入るとうれしいです。
背面の吊り戸棚は玉澤総本店さんの主力商品である黒砂糖まんじゅうの商品イメージカラーであり、
コーポレートカラーでもある藍色に染めてもらったアルミパネル。
キラキラと光るのが特徴です。
間口の狭さ克服出来てるでしょうか?
3階は厨房から直接クリスロードのアーケード上(外部)
へ抜けるキャットウォーク=避難口を設置しなければならない条件がありました。
建物の大きな梁を内包するそのキャットウォークのボリュームを無機質な直線ではなく、
2階のカウンター席の波形のふくらみにあわせた曲線に・・・
同時に膨らんだ部分の天井に空調設備を収納。
文字通り隙のない設計?(笑)
冬場冷え込む仙台という土地柄、バンブーフローリングの下には床暖房。
吹抜け部分の大型のペンダントライトは・・・そうです。
近代照明のルーツ、北欧の
のもので「アーティーチョーク」という名のランプ。
なかなかこの吹抜けにしっくりくる大きさのランプがなくて、ずいぶん探しました。
社長と専務には六本木のショールームまでランプを見に足を運んで頂きました。
外からのアイキャッチにもなって良かったのではないかと思います。
暑い夏、吹抜け空間で是非あんみつを・・・。
玉澤総本店[2009]ララガーデン長町店(仙台) [和菓子店]
杜の菓匠
ララガーデン・長町店
こちらのララガーデンは商品ケースのだけの売場でした。
比較的若いファミリー層の御客様が中心、
雑貨など他の物販との明るい共有スペースの一角ということで、
玉澤総本店CCである通常の藍色の強い売場を押さえて、
ケースの腰には藍色を引き立てるやわらかなピンクの柄模様を使用しました。
インターグラフでは玉澤総本店の各商品についても
パッケージ、商品企画等トータルでご提案させて頂いています。
今年は「プレミアムずんだ」を新発売!
山形県産だだちゃまめを使いこだわって作った逸品です。
明治記念館/芙蓉の間[2010] [バンケットホール]
・
昨日竣工!
ご担当の皆様、猛暑の中お疲れさまでした。
とりあえずの写真ですが、部屋の全景。
パース通り仕上がってますか?
大型のシャンデリアは2種類ドイツ製、スワロフスキー社製クリスタルビーズ。
オリジナルは異なるデザインのシャンデリアですが、
大きい方のクリスタルビーズの形状に合わせて変更しています。
高砂のステンドグラスは芙蓉の花をデザイン。
図柄は私のオリジナルなんですが・・・設計の範囲外?
いえいえ出来る事は何でもやります〜。
芙蓉の間 建築工事全ては株式会社間組
ステンドグラスの制作はマリヨステンドグラスさん。
制作風景もアップされていますね。^^
徹夜の作業お疲れさまでした。
竣工写真が出来ましたらこのページは更新する予定です。
明治記念館/末広の間[2009] [バンケットホール]
【明治記念館】・末広の間
明治記念館様の仕事は、(株)間組様からお話を頂き
intergraph が長期にお手伝いをさせて頂いている仕事の1つ。
明治記念館で挙式をされる御客様は断然和装の方が多い。
かといって披露宴は様々なケースに対応できる
和・洋どちらにもふさわしいしつらえでないとなりません。
エレガントな和洋折衷
というのが末広の間のテーマでした。
床は通常絨毯(カーペット)の場合が多いのですが、
今回は和の雰囲気にあわせたバンブーフローリングを使用。
単調に貼るのではなく市松になるようにブロック貼りをしています。
高砂席の背面には淡いピンクのトーンで絵画が描かれています。
日本画家 藤原ゆみこさんの作品
本来は深い藍色などの作品が代表的な作家さんなのですが、
今回はおめでたい席にふさわしい色合いでおねがいし、
内装にあわせたテーマカラーで描いていただきました。
写真ではわかりにくいのですが、絵画には末広草が描かれていると同時に
中央の漆調の塗装(高砂のお二人の背景)にも末広=扇のシルエットが
浮ぶような構図となっています。
挙式を上げられる皆様、どうぞ末永くお幸せに・・・
という願いが込められたお部屋です。
ソル・ラティーノ・トーキョー[2006]人形町 [飲食店]
残念ながら人形町は今年6月に閉店してしまいましたが、
現、ソルラティーノ・コーヒーの1号店舗。
当初はスペインバルをイメージして、コーヒー以外にも
アルコールと生ハムが美味しい店だったのでした・・・。
写真は竣工当時(2006.11月)
左の柱に刺さっているコーヒー豆を割ったような?形の部分は
立ち飲み用のカウンター
色ガラスの螺旋の影が天井に・・・。
ロゴマークもソル=太陽をイメージして原案を作り、
グラフィックのスタッフにブラッシュアップしてもらいました。
お気に入りの仕事の1つです。
この直後にワタクシ、大病いたしましたので・・・
そろそろ完全復活したい・・・かな〜?^^;
いつかはなくなる物ではありますが、それでも一生懸命作ってきたものが
消えていってしまうというのは悲しいことです。
出来れば長く御客様に愛され、空間を育てていって頂きたいと願っています。
コート・クール[2006]ブラウニー・チョコレート専門店 [洋菓子店]
2006年4月に竣工したブラウニー専門店
オリエンタルなイメージのチョコレート(ブラウニー)専門店にしたいというご依頼でした。
スタッフも和風のユニフォームを考えていて、
他にはないイメージの・・・というクォリティーを求められていました。
以下は「商店建築」より抜粋
壁面の天然石スプリットはこちらのブラウニーそのもののイメージで
お話をいただいた当初から決めていた素材。
この割肌のテクスチャーと艶のあるチョコレートブラウンのウレタン塗装で、
香り豊かなチョコレートという素材を御客様にも感じていただけるのではないかと思います。
ブラウニーは大判のシートで購入も可能。
店内奥のイートインコーナーではシャンパンとチョコレートという組み合わせも美味です。