玉澤総本店[2013]上杉本店・上杉工房(仙台) [和菓子店]
続きの更新が遅くなりました。
今回は玉澤総本店・上杉工房とお菓子についてです。
仙台で玉澤総本店さんといえば、
もちもちつるんとした↓この「黒砂糖まんじゅう」が看板です。
真ん中の茶色い塊は,実際このおまんじゅうに使われている黒糖。
おまんじゅうは仙台駅でもずんだと並んで人気の一品です。
けれども、美味しいお菓子はこのおまんじゅうばかりではございません。
新しい試み...
和テイストな洋菓子や、黒砂糖のシリーズのお菓子たちが増えました。
本店の中の実演厨房「上杉工房」で作っている焼きたてのお菓子たちは
かなりイケテルと思いますので、お近くの方は是非食べにいらしてくださいね。
上杉工房のお菓子は専用の赤いパッケージです。
なめらかなプリンには大納言が乗っていて
黒蜜をかけて頂くプリンです。
半熟カステラはスフレのような、プリンのような...
カスタードパイも焼きたてが店頭に並びます。
そして...
私が仕事をしている間、工房でずーっと試作を重ねていたのが
「ずんだシフォンケーキ」でした。
オーブン覗くのって楽しいですよね♪(←自分の仕事をしなさい。)
材料の分量が同じでも,温度と焼き方次第でしっとり加減、ふわふわ加減、が変わります。
どんな仕事でも技術的な部分の監理をしっかりしていくというのは大切なこと。
たとえば自宅で手作りのお菓子を作ることって、レシピどおりに頑張れば案外出来ちゃったりして。
でもその時の材料や気温など諸条件で変化してしまって同じに作ったつもりでも、
都度違った味になってしまったりって経験はありませんか?
お店の商品として常に同じ味を御客様に提供するということの難しさが感じられます。
ずんだの色も美しい♪
役得で、試食もさせて頂きました。^^焼きたてフワフワ〜♪
ディスプレイ用に実物をカット
ラッピングされて翌日には店頭に並びます。
ずんだと黒砂糖の2種類のシフォンケーキがあります。
↓こちらも工房の前で焼いている「炙りころ餅」
たこ焼きのようだけど、黒ごま入のお餅の中にあんこがたっぷり、
熱々をハフハフ言いながらその場で食べられます。
店内には給茶器が設置されていますのでお茶もご自由に〜
というちょっと楽しいコーナーです。
黒砂糖のファミリーは、カステラ・黄身しぐれ・どらやき
今後の展開も楽しみなシリーズ。
黒砂糖カステラも工房にて焼かれています。
、、、しっとり美味しく仕上がってますよ〜♪
まだまだ紹介しきれないお菓子もたくさんありますが...
始動したばかりの工房、来年のグランドオープンには、
さらに美味しい商品へとブラッシュアップされることと思います。
スタッフの皆様頑張ってくださいね。
玉澤総本店[2013]上杉本店・店舗(仙台) [和菓子店]
杜の菓匠
【玉澤総本店・上杉本店】(仙台)
2011年の震災はなんとか乗り越えたものの...
店舗の老朽化と、本社・工場生産能力のアップを目指し、以前から計画していた
上杉本社新築工事も、来年3月のグランドオープンにむけ、工場・新棟が完成し、
年内に新しい店舗での仮オープンを迎える運びとなり、
12月4日、無事、新装開店いたしました。
2014年3月のグランドオープンまでには、
旧店舗を解体し、駐車スペースや屋外の環境整備など、まだ少し時間がかかりますが、
本店ならではの作り立ての新商品もなんとかオープンに間に合いましたので
お近くの方は是非,ご来店くださいませ。
工房のお菓子のカウンターは、手づくりの素材感を伝えたいと思い
職人さんの手仕事から生まれる表面仕上「なぐり加工」を施してあります。
本来、大工さんが釿(ちょうな)で削るこの加工は
木材の下処理に使われる加工でしたが、千利休が茶室の仕上としてありのままの姿を残した事で
現在でも数寄屋建築や茶室で使われる加工となっているそうです。
今回の上杉本店の特徴は、玉澤総本店の新しいブランドとして、
「上杉工房」という出来立てお菓子の実演厨房のある工房を新たにもうけました。
オーブンで焼きたてのパイやカステラ、プリンなどを温かいうちにお届けします。
定番の和菓子のラインナップとは違う『おやつ菓子』をご家庭でもお楽しみいただけます。
(新商品のお菓子についてはまた後日紹介させて頂きます。)
本店には他店のようなカフェスペースはありませんが、
この「上杉工房」で作る
作り立てのお菓子を店内のラウンジで頂くことが出来ます。
来年の青葉の季節には外装も整うと思いますので、
屋外のお席で出来立てのお菓子なんていかがでしょうか?
店舗の正面から入ると気がつかないかもしれませんが、
駐車スペース側からの入口からは吹抜けスペースが広がります。
そこには、季節ごとのお菓子に思いを込めた和紙の作品と
自然光と和紙の照明が、店内にやわらかな光を注いでいます。
工芸和紙は工房まで行って、
直接色出しから筆入れまで、立ち合いをさせていただきました。
パネルも丁寧に仕上げて頂き、ありがとうございました。
仙台の玉澤総本店様とは一番町の内装の仕事をきっかけに10年以上のおつきあいになりました。
商品企画・パッケージ・店舗デザインなど、『トータルブランディング』の視点で、
企画段階から深く携わらせて頂いております。
昔ながらの和菓子だけでなく新しい分野へのチャレンジも積極的に導入されています。
我々インターグラフのスタッフも毎回頂く課題以上の物をお返し出来るように
これからも精進してまいりたいと思います。